御朔日参り表参道参拝 後編


御朔日参り前編は

こちら前回の記事


前編からの続きはもちろんお迎え大師から


ここまで約20分ほど

普段軽い運動している人であれば余裕だろう

お迎え大師から回れ後ろして本堂に向かう

五剣山の一峰が見える

この階段を上ると

商店跡が

今はロープウェイの終点がある側に商店が移っているようだ

それでもこの日は一軒営業していた

のどの渇きはここで潤すといい

さらに歩みを進め鳥居と山門が

木々が覆いかぶさるように伸び門が逆行気味となり 

門の向こうの参道が光っているように見える

立派なつくりにため息が出る

建築好きはもちろん住宅業界の若手にはぜひ見てもらいたい建築群だ

左の吽形

右の阿形


阿吽の呼吸が感じとれそうな躍動感

筋肉の付き方や骨格が端的に表現された肉体

最近補修されたのだろうか色鮮やかな色

門をくぐり姿を現す本堂

正面が本堂

後ろが五剣山 今は4峰しかない 地震で崩れ落ちたらしい

境内は五剣山の荒々しい山肌も相まってか屈指の厳格な空気感

手を合わせる前に身を清める

お作法があるが説明書きが近くにあるので初めてでも憶することはない

ここで何度カメラを水没させかけたか(カメラも清めろということなのか)

85番札所 八栗寺本堂

人と比較すれば大きさが伝わるだろうか

そしてこの位置から回れ左をすると

歓喜天 左右に狛犬も鎮座

八栗の聖天(しょうてん)さん と呼ばれていて札所では珍しい 「歓喜天霊場」

となっている

商売繁盛・夫婦円満の御利益があるというのでしっかと手をあわせる

この後ろを振りかえると

ケーブルカーの終点につながる裏参道

ココにも鳥居が

前編で少し触れた鳥居の話はこういうことなのだ

「神仏習合」

四国に住んでいる方は見慣れた景色かと思うが

お寺に神社の鳥居?と疑問を持たれた方もいるはず


その理由は

平安時代に仏教が流行したときに

「日本の神様は、仏様が化身したもの」という思想が生まれたらしいのだ

その思想から江戸時代までは神社とお寺が一緒に建てられていたのだとか


ではなぜ現代のお寺と神社がバラバラなのかというと

明治時代に発令された「神仏分離令」のため


これは江戸幕府から政権を奪回した明治政府が、天皇が正当な日本の支配者

であると強調するために、日本神道を重要視したのだ


そういった経緯があり八栗寺のようにお寺と神社が同じ場所に残っているということは

大変珍しいことでもあり貴重ということだ


疑問が晴れたところで先に進もう

八栗本堂から向かって左側にも参道が続いている

まだまだ先は長い

ココからはひたすら石段である

いくつもの鳥居をくぐり抜けていく

標高が高いためか うっそうと茂った木々のおかげでかなり涼しい

本堂から登ることやく10分ほど

奥社が見えてきた

ここは中将坊といい讃岐三大天狗の一つ

讃岐の国の天狗を祭ってある

ここまで参拝される人は少なくゆっくりと手を合わせることができる

次の人がくるまでこのまま数分微動だにしないこともあり同行者には

よく驚かれる


御朔日参りで何をお願いすればいいかわからないという人もいるだろうが

私は基本的にお願い事はしない。

まずは新しい月をむかえられここにこれたことに感謝である

これにつきる

あとは目を閉じ手を合わせている間は誰からも邪魔されない空間となる

雑踏とした世間ではこうした時間はとても貴重なもの

色々なおもいを巡らすも良いし

家族への感謝を心の中で唱えることもいいだろう

とにかく素の自分に向かいあえる場所とでもいおうか

ここでは不思議と頭が冴えわたる

神聖な場所だからという気はさらさらない

約30分山登りをしたのだ脈拍が上がり血圧も上がる

脳への酸素供給量も目的地に着いた安堵感から一気に増えてくる

そのため頭よく動き始めるのだ

考え事をするにはもってこいなタイミング

お堂の横には休憩所と説明文

その奥にお馬さん

1日は必ずニンジンを持っている

お馬さんの左側にも山中へ続く参道があるのだが現在はこの場所からの入山は

落石の為禁止されている

フェンスと立て看板

よほど危険だということがうかがい知れる

ここからは下山していく

登ってきた石段と並行するように下山道が本堂の裏まで伸びる

本堂裏

この突き出した軒にほれぼれする

本堂横の鐘を鳴らす

この鐘を鳴らすタイミングにはいろいろあるみたいだが順路に沿っていくと

戻り鐘というらしいがお作法よりも大事なのは気持ちだと思うので気にしていない

鐘撞堂から本堂を見る

素晴らしい瓦だ

ここ最近知った話なのだが 私の本家の家紋は三つ巴

そう、この瓦に描かれている模様と同じなのだ

山本という苗字はもともと山の麓に住み神職関係がルーツだといわれている

私が神社仏閣に興味があるのも代々受け継がれている血縁も関係しているのかもしれない

本堂 聖天堂に一礼し下山道へ

ロープウェイの終着点に向かう参道を行く

1日は天津甘栗の屋台が終日出ている

多宝塔

極彩色が木々の緑に引き立っている

大師堂を過ぎたあたりで鋭角におりる細い道がある

この細い道を下ると登ってきた参道に接続する

この頃には汗で重くなったスーツも乾いて軽くなっている

あとは下るのみ(下りが本当の修行)


ということで私の御朔日参りを説明してみたわけだが

今年はあと3回 御朔日参りがある

そして来月10月の1日は日曜日


運動不足を解消するつもりでお参りするのもいいと思います

いまより幾分涼しくなり良い気候になっているでしょう

同行したいという方 大歓迎です

のんびりと歩いて野鳥の囀り 風の抜ける音に耳を傾けるのも

よいですよ。


今月もすでに6日が過ぎていますがケガや災い鳴く無事10月が迎えられますように


それではまた

 山本洸一郎 ヤマモトコウイチロウ   ㍿owl carino取締役 

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